他の集団でも同じことが言えますが、職場には父性と母性と子供が必要です。
父性とは、規律を重んじ、厳しいこと。
必要があれば討論も厭わず、常に明確な方向性を示すこと。
母性とは、皆の和を尊び、一人一人を暖かく包み込むこと。
厳しいときがあっても、いつでも愛情が基盤にあること。
子供とは、年齢や経験的にまだ未熟であること。
育てる必要性というのが、全体の仕事能力の底上げに必要となるのです。
これは、男性だらけの職場に母性の担い手が全くいないということではありません。
男性だらけの職場の場合、人へのケアを得意とする人物が自然と母性を担うこととなります。
男性か女性かということではなく、単に集まった人間の特性の関係で母性が足りなくなるということが起こります。
女性だらけの職場でも、時間に追われてバリバリという職場では父性が強くなります。
母性が足りない状態というのはなんとなくわかりますでしょうか。
ギスギスして、感情面での調整役がいなくて…という状態です。
そういう場面が多く見られる場合、企業は母性を備えた人間を欲しがります。
ここからステレオタイプが発動します。
子育て中の母親は母性に溢れているはず、という。
確かに母性には溢れています。
自分の子供に対して限定で。
大人に注ぐ愛は…持っていないんですけれどね。
事実がどうかは置いておいて、このステレオタイプを利用しない手はありません。
私の例で恐縮ですが、よく使った脚色を挙げさせていただきます。
建前
前の職場では、自部署と他部署の橋渡し役を多くやってきた。
使えそうな人間に見えますね。
事実
飲むのが好きなので、他部署の飲み会にもしょっちゅう出没していた。
知り合いが多いので、根回し役を自然とやるようになった。
実際は橋渡しが上手いわけではありません。飲むのが好きなだけという。
う、嘘はついていないですよね?
このサイトをお読みの方も、自分の中で脚色できそうな部分を探して、用意しておくと良いと思います。
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